●猫

大きな牡猫が商店街に程近い路地を歩いていく。
わりとよく見かける猫で、このあたりでは「○○○さんちの猫」ということになっている。
そいつが目の前の塀にひょいっと上ったと思ったら、その先の庇に渡り、物干し台から
隣の家の屋根へと移って行った。
ちょうど私がその家の前を通り過ぎようとしたとき、庭の方から「あっ、また来ている」と
声がした。するとその家の誰かが、「水なんか掛けるとまたうん○されちゃうよ!」って
言っているのが聞こえた。
車が通らない細い路地。
門から庭までずっと盆栽が棚に並んでいる家がある。
猫はこの道が安全だという事を知っていて、その家の前の道や庭でよく集まっている。
いつだかの昼下がり、私の足先をかすめる様に二匹の猫がその家の庭へ走り込んで
行ったと思ったら、ガチャンと何か落ちる音。
庭先には、棚から落ちた小さな盆栽が割れて転がっていた。
近所のアパートの駐車場、いつも車の上でどこかの猫が昼寝をしている。
どうやら誰かがココで猫に餌をやっているらしい。
餌をくれるものだから何処からともなく猫が集まって来て常連と化す。
餌をやる人はただソコヘ置いて行くだけで、猫の面倒でもみた気になっているのだろう。
駐車場の利用者や、近隣住民への迷惑などソノ手の人達の博愛精神には通用しない。
そんなこんなで暫らくすると、常連が子猫を連れてやってくる。
ある家の猫。ヤツはその家のごく周りしか徘徊しない。
夕方遅くまでふらふらしてるけど決して遠くには行かないし、夜は必ず帰ってくる。
ある時ヤツが近所の家で何かしでかしたらしく、しでかされた家の人がヤツの家に文句
を言いに行ったところ、「あれはウチの猫じゃないの、よく来るから餌をやっているだけ」と
言い放ったという。いつだか「ウチの猫が居なくなった」って騒いでた様な気がするが...
身寄りの無い悲しい境遇にある不幸な猫、所謂「野良猫」に餌をやる人達がいる。
この人達の多くは、「餌付けして捕獲し、不妊や虚勢手術をし、これ以上不幸な環境に
生まれ来るかもしれないという可能性を少しで無くそう」と、身銭を切って地道に活動を
されている方々だ。
だがごく偶に、「餌だけ撒く」という輩がいる事を見逃してはならない。
この手のは、撒く餌の内容や給餌方法もお粗末で、現場の後始末などはまずしない。
また、そのことを注意すると、概ね「ボランティア」だの「動物愛護○○協会」だのと言い
ごまかそうとするし、中には神懸りなのもいて食って掛る手合いもいるので要注意。
「餌やり」により野良が集まり、集まる事により個体が増加し、人・猫共に被害が及ぶ。
このただ「撒くだけ」を仮に「餌やり」と呼ぶとすると、この「餌やり」は立派な犯罪と言える
のではないだろうか?
常々思うけど、なんで愛する猫を猫だけで家の外に出すのだろうか?
喧嘩するんじゃないかとか、事故にあうんじゃないかとか、はたまた誰かにくっついて遠く
に行っちまうんじゃないかとか、心配じゃないんだろうか?
そうじゃなくたって他所様の庭先で何か不始末をしでかすんじゃないかとか、うん○とか
オ○ッコとかをしてくる事をなんとも思わないんだろうか?
まぁ、どちらにせよ猫は「完全内飼い」を徹底し、「餌やり」は社会の敵として撲滅!
餌やりが来るところに「捨猫」しようなんて輩はナニオカイワンヤである。
●完全内飼いを徹底する事。
●家で飼ってる猫でも、出奔時を考慮して不妊・虚勢だけでも必ずしておく事。
●連絡先を明記した首輪を必ずつけておく事。
●野良猫に対して、不用・不注意な餌付けは絶対にしない事。